子どもの泌尿器科Children Urology

包茎

• 子どもの包茎について

  包茎とはおちんちんの先端の包皮口が狭いために包皮をむいて亀頭を完全に露出できない状態をいいます。生まれてきた男の赤ちゃんは包茎が正常です。
  包皮がむけない状態がいつ頃まで続くのかは子供によって違います。生殖器が急激に成長する思春期（12才から15才頃）までに包皮は剥けるようになり、思春期を越えた男子では包皮はスムーズにむいて下げられるようになります。
  乳幼児の包皮がむけないのは病気ではありませんし、症状がなければ原則治療は不要です。ご心配でしたらぜひご相談ください。

  

  • 子どもの包茎の種類

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       仮性包茎

       亀頭が皮膚に覆われているが、必要に応じて皮をむくことができる状態。特に問題がなければ治療は不要です。
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       真性包茎

       皮膚が亀頭に強く癒着して、皮をむくことができない状態。衛生管理が難しいため、治療が必要になる場合があります。
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       嵌頓（かんとん）包茎

       皮をむいた際に戻らなくなり、血流が悪くなる状態。緊急対応が必要です。

• 症状

  ほとんどの場合、成長とともに自然に解消されますが、以下のような症状がある場合は治療を検討します。

  • 炎症や感染（包皮炎や尿路感染症）
  • 排尿時の痛みや異常
  • 嵌頓包茎の発症

• 当院での治療

  一度受診していただき、包茎の種類により治療法をご提案いたします。

  • 観察と日常ケア

    自然解消を待つ場合、入浴時に優しく洗い、衛生を保ちます。無理に皮をむかないことが大切です。

  • 塗り薬の使用

    軟膏（ステロイド剤など）を使用して皮を柔らかくし、徐々にむけるように促します。

  • 手術（包茎手術）

    重度の真性包茎や繰り返し感染を起こす場合、包皮の一部を切除する手術を行うことがあります。
    ご希望を伺った上、他院へご紹介させて頂き手術することも可能です。

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