男性の泌尿器科Male Urology

前立腺肥大症

• 前立腺肥大症とは

  前立腺は男性のみにある臓器で膀胱の出口にあり、加齢とともに大きくなり、尿が出しづらい、時間がかかる、夜に何回もトイレに行くなどの症状が出ます。

  問診、血液検査（PSA：前立腺マーカー）、尿流量測定（専用のトイレの前でおしっこして、勢い、かかる時間をみます）、超音波検査（エコー）などで診断します。治療は飲み薬（尿道をひろげる、前立腺の血流をよくする、小さくする薬）で行います。効果がない場合は手術となる場合もあります。

  手術も以前より出血もすくなく、入院日数も短くて済むようになりました。必要に応じて近隣の基幹病院をご紹介させていただきます。
  「もう年だから仕方ない」とあきらめずにお気軽にご相談ください。

  

• 前立腺肥大症の主な症状

  • 尿の出が悪い
  • 尿の勢いが弱い、途中で止まる
  • 昼夜を問わずトイレに行く回数が増える（頻尿）
  • 排尿後も尿が残っているように感じる
  • 急に我慢できない強い尿意が起こる

• 前立腺肥大症の検査

  検査を通じて、前立腺肥大症の程度や他の病気（前立腺がんや膀胱疾患など）の可能性を排除し、適切な治療法を選択します。当院では、主に下記の検査を行います。

  • 血液検査（PSA検査）
  • 前立腺エコー検査（超音波検査）
  • 直腸内指診
  • 尿検査
  • 残尿測定　など

• 治療

  前立腺肥大症の治療は大きく保存治療、薬物治療、手術治療の3つがあります。肥大の程度により患者様と話し合いながら適切な治療法を検討いたします。

  • 保存治療（経過観察）

    軽度の症状の場合は、生活習慣の見直しや定期的な経過観察を行います。

  • 薬物治療

    症状が中程度の場合、薬による治療を検討します。尿の通りを良くする、前立腺のサイズを縮小させる、頻尿や切迫感を抑えるなど、患者様に合わせた薬を処方します。

  • 手術治療

    薬物療法で効果が得られない場合や症状が重い場合は、経尿道的前立腺切除術（TURP）、レーザー治療、前立腺水蒸気療法（Rezūm）などの治療をお勧めしています。必要に応じて、連携病院をご紹介いたします。

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