女性の泌尿器科Female Urology

尿もれ

• 尿もれについて

  女性は膀胱や尿道などを支えるハンモックとなる筋肉の力が男性よりも弱く、尿道も短いことが特徴です。このため、お腹に力がかかるような動作（せき、くしゃみ）、出産や便秘などが原因で尿もれがおこることがあります。とくに腹圧性尿失禁や切迫性尿失禁が多くみられます。

  

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     腹圧性尿失禁

     骨盤への負荷を減らすため禁煙や減量、便秘の改善を指導します。のみ薬、骨盤底筋体操（お尻のあなをしめる運動）などで改善することも多いです。
     手術（尿道にテープを通す手術）をすることもあります。
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     切迫性尿失禁

     排尿日誌（おしっこの量、時間の記録）、エコー検査などから診断します。
     女性では過活動膀胱（膀胱がイライラする病気）が原因の場合が多く、飲水量の調整やおくすりの治療を行います。

  「尿漏れの相談なんて・・」と恥ずかしがらずに専門医の診察を受けてみてください。
  生活の質が改善することも多いです。

• 尿もれの主な原因

  • 出産や加齢による骨盤底筋の緩み
  • ホルモンバランスの変化（更年期）
  • 過活動膀胱や膀胱炎
  • 肥満や便秘などによる腹圧の増加

• 当院での治療

  • 生活習慣の見直し

    体重管理や水分摂取の調整、排尿日記をつけるなどの方法を提案します。

  • 骨盤底筋体操

    骨盤底筋を鍛えることで、尿もれの改善を目指します。簡単なエクササイズを日常に取り入れます。

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       あおむけでひざを立て、膣と肛門をぎゅっと締める。
       他の筋肉（お腹やお尻）は使わないよう注意する。
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       3～5秒間締めた後、ゆっくり力を抜く。この動きを5回繰り返す。
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       1日2～3セットを目標に、毎日続けましょう。

    

  • 薬物療法

    切迫性尿失禁の場合、膀胱の過敏性を抑えるお薬を処方することがあります。

  • 手術療法

    腹圧性尿失禁が重症の場合、手術（TVT手術など）を検討します。
    必要に応じて、連携病院をご紹介いたします。

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